Spring/Summer 2016

LATARNIA - 北欧にあるポーランドでは8000個の紙製のランタンを飛ばすお祭りが初夏の夕暮れに行われており「光に感謝する」イベントと言われています。夜空に浮かぶランタンをノルディックセーター伝統の柄のひとつである“ルース・コスタ”を用いて表現しました。

POWAM - ネイティブアメリカン「ホピ族」の新年の風習で“KACHINA(精霊)”の仮面をかぶって豆の発芽を祈る「ポワム祭」。その際に身につけている“KACHINA”の衣装や装飾のデザインをソックスで表現。ポワムとは農耕民族であるホピ族の言葉で「清め」を意味します。

MISSOURI - ネイティブインディアンの部族が大自然の回復を祈って行う“サンダンス”の際に身につける衣装や羽飾りをイメージしたデザイン。彼らの衣装はビーズや鳥の羽を用いた鮮やかな装飾が特徴的です。【MISSOURI】はサンダンス発祥の地とされるノースダコタ州に流れる“ミズーリ川”から。

HARMONIJA - 伝統的なフェアアイルやエストニアンニットをベースに“白夜祭”の華やかなイメージでデザインしました。リトアニアやラトビアで夏に行われる“白夜祭”は歌と踊りの祭典とされ、色鮮やかな民族衣装を身につけてお祝いをします。“HARMONIJA”はリトアニア語でハーモニーの意味。

GANADO - クラシックナバホブランケットのような赤、白、黒、ナチュラルグレーなどの色彩を好み1930年代頃迄アリゾナのガナードという地でこのような色彩のラグがつくられていました。これらは“ガナードスタイル”と呼ばれ、深い赤の背景に白や黒のモチーフがデザインされています。

SKOG - ノルディックセーターの伝統的な模様であるルースコスタ(点模様)をメインにデザイン。ベーシックなノルディックカラーに初夏に芽吹く草木の鮮やかイメージを織り込みました。“SKOG”はノルウェーの言葉で“森”の意味。

MUERTO - ナバホ族のラグマットをモチーフに。伝承されている草木染めの糸で織られたラグや民族衣装、切り立った岩肌や乾いた植物の色など彼らの暮らす自然の景色にある色をイメージしました。“MUERTO”は彼らが暮らしているノースリムの別称であるCanyon del Muertoから。

BOTER - スウェーデン、ダーラナの地で親から子へと代々受け継がれてきたもののひとつである“Dalahäst” 木彫りの馬にペインティングが施されており、特徴的な細かでカラフルな色合いをソックスで表現しました。“BOTER”とは北欧の言葉で“細やか”や“繊細”などの意味を持ち、スウェーデンの人々の手先の器用さが伝わります。

GANADO (SHORT) - クラシックナバホブランケットのような赤、白、黒、ナチュラルグレーなどの色彩が好まれ、1930年代頃までアリゾナのガナードという地域でこの色彩のラグがつくられていました。これらのラグは“ガナードスタイル”とよばれ、深い赤の背景のブランケットに白や黒などのモチーフが用いられています。

LUONTO - 北欧フィンランドの伝統的なセーターの柄は自然にあるものをモチーフにしており、柄ひとつひとつそれぞれに意味があります。モチーフと同様にカラーにも野草のGREEN、花のPINK、空のBLUEなどを表し、様々な色に染められた毛糸を使用してつくられています。“LUONTO”とはフィンランドの言葉で“自然”を意味します。

KUUYI - ネイティブインディアンの部族による織物のデザインをベースに。様々なネイティブの部族がコロラド川沿いで生活をし、彼らに欠かせない存在であった大河。そこに映る空の色の移り変わりをイメージしまし。“KUUYI”はホピ族の言葉で水の意味。